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時々しか書けない本と映画の下手な感想文

映画・本ジャンル雑多な偏愛ど下手感想文。全力ネタバレ注意で。

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DEATH NOTE (少年サスペンス漫画)

久しぶりに漫画ネタ。そして有名過ぎるから、わたしの陳腐な説明は
不要、いやいや、邪魔で鬱陶しいから割愛します。
王道少女漫画は苦手、ちょっと工夫のある少女漫画2、少年青年漫画8
ぐらいが好みで、これは長男に薦められて、テレビ放送された時の
映画から入りました。それも、バス内で凶悪犯がリュークを見てしまう
シーンから。
映画を先に観て、母も観て、買うつもりがなかった原作を母が次々と
息子たちに買い与えて全巻揃う…。
ふーん、原作の月は高校生から大学生、そして警視庁に入るまでと
長年かかるんだな、とか、映画と違ってLは真実を突き止めながらも
負けるのか、とか、大雑把に読んでしまい、何度も息子たちと読み返し、
そして細かい所を、普通の作者では思いつかない驚くべき心理攻防戦と
隙のない緊迫感、時々混じる下劣さのないユーモアに圧倒されます。
映画で親子で興奮し、原作でも楽しみにし、その後動画サイトで観た
アニメでも息詰まるシーンだった、Lが月の大体の居所をテレビで
突き止め、挑発する、その場面が面白すぎた!世界的な天才探偵Lが
顔と名前を出してテレビに出た、それを見下してノートに名前を書く、
当然テレビに出た「L」は死ぬ、なのに本物のLはとっくに、顔と名前と
いう情報がなければキラは殺人が出来ないことに気づいていて、
自分の顔は出さず、「殺してみろ」と挑発する、そして、全世界中継と
銘打たれたその放送は、最初に犠牲者が出た関東にしか流されて
いなかったため、それで偽L(その時間に死刑執行されるはずだった
死刑囚)が死んだことで、キラが関東にいることも確実になった。
それで一瞬狼狽えた月が敗北気分を味わうかというと、全然で、
自分と同レベルの挑戦者の出現に高揚感を感じる、これは月とLが、
同質だというイメージを持たせてくれました。
捜査員の前に顔を出したLが、キラは自分と同じ、と言ったように。
作者は、ギリギリまで勝敗の結末を考えあぐねていたということで、
Lの勝利、つまり月の敗北(映画と同じかな?)エンドもありだったと
いうことでしょうね。
それでよかったと思う。そのほうがよかったと思う。
後編の、ニアやメロは要らんし、Lを罵った相沢がその頃になって
やっと月を疑い出して、世界を欺くためにLを装う「二代目L」である
月を「今のL」と考え、Lを「前のL」と思い出すのも嫌でした。
LはあのLしかいないんだって。
それに、月がキラだと分かっても、だーれもLが正しかった、自分たちが
その論を疑いまくって邪魔したせいで捜査が進まなかった上、Lが
死んだ、それをごめんなさい、と考えることはなかった、
これを許せん。キャラの中でもやっぱりLが好きだから許せん。
ノートの切れ端を使える可能性で、引っかかっていたことを
思い出し、ノートの嘘の条件を確認しようとした、そこまで突き止めたのに、
レムのミサへの執着を利用して、レムと一緒くたにLを殺した月が、
どうあっても許せん。

月が嫌いか、それは違います。嫌いじゃない。
でも、それは自分自身の計画と策略で、わざとノートの所有権を放棄し、
正義感ある優しい青年に戻っていたヨツバキラの間の月。
あれが本来の月だと思っていたし、評判が芳しくなかったという
ヨツバキラ編は、実はわたしと次男はすごく面白くて好きなんです。
ヨツバの面々、特に奈美川、三堂、紙村が利発だったために、火口が
ヨツバキラであることを見抜き、逮捕に協力するために、慌てる火口を
余裕で陥れ、火口が松田の本名を何とか知って殺そうと奔走する
あのスピーディな展開のシーン。
Lを罵って見限り、警察に戻ったはずの相沢と、最初からLを嫌って
捜査に加わらなかったはずの伊出が、逃走する火口を無数のパトカーで
食い止める、迫力の場面。Lや捜査員の前に初めて姿を見せる死神。
あの辺がなんで評判良くなかったか、多分月が正義悪じゃなかった
ことで、面白みがなかったからだと思いますが、それがむしろ
面白かったんですけど、わたしと次男の見方が変かな?
Lはその間もずっと月を疑ってたし、月は記憶を失くしてるだけで、
その力が他人に移ったと考えてた、そして月も、その前提なら、
移したのは夜神月の意志、とはっきり言える思考力、それはLに近い。
二人はやっぱり同質で同じレベル、同じ種類の人間だったと思う。

だから、ニアとの最後の対決の時、えらく不細工に作ったLの面を
被って一人だけ顔を隠したニアに対して、月は、お前にLの面を被る
資格はない、と考えもしたし、ニアが自分の策に引っかかったと思った
から、Lなら偽のノートの存在に気付いたはず、とも考えた。
大学で、良い子ちゃん装う月が、久しぶりに会ったLに言った、同じ
レベルで話せる相手がいないから嬉しい、と言ったのは、いい人ぶる
建前ではあったけれど、本音でもあったんですね。
だから、退屈であったために、ノートを使った。
色んなことにずっと退屈だった。
自分と競り合うことが出来る人間を見つけたことは嬉しかった。

レイ・ペンバーとの結婚のため、仕事を辞めた南空ナオミ、同じFBIなのに、
レイより格段に優秀だと思えるのは錯覚でしょうか。
レイが主夫となり、ナオミがFBIに残ったほうが良くはなかったか?
うっかり月にIDの本名を見せてしまったレイの話から、バスにキラが同乗し、
それを見たのがキラだと推理したナオミは、学生の月にさえ最後の最後に
二重に騙されるまで、偽名を使うほど慎重で頭が良かったです。
レイはナオミが深く推理しようとしたのを止めて、かなり楽観的に、
「君のお父さんにどう挨拶したらいいかな」
とか、次男と二人で同時に、
「こんな幸せな発言は完全死亡フラグ~!」
と大爆笑!
残念なキャラでした。Lに言われて捜査本部に戻る相沢、Lと南空ナオミの
横を通り過ぎてしまう原因が…あの程度の雪で傘さして二人に気づかなかった
という信じられないボケ!あんな雪子どもでも傘なんか差さんで!

アニメの最終回、原作のような見苦しいみっともない射殺じゃなく、
松田に散々撃たれても逃げて、リュークにノートでとどめ刺される時、
Lの幻を見て静かな最期を迎えたのも、そういうイメージかな、と
思ったんですけどね。すごく穏やかな表情だったから。
月が自分と同等と認めたのも、Lが自分と同等と認めたのも、
お互いしかいなかったし、ああいう方法でしか出会うことはなかったけど、
月がキラとしてではなく出会っていたら、いい相棒になってた可能性は
あると思うと残念な気持ちも少しあります。
そりゃ、話が成り立たなくて面白くもなんともないですけどね。

ニア…飛行機にも自分で乗れないって何なんだ…。
Lの莫大な遺産をビルからばらまくって何なんだ…。
後編を百歩譲って許すとしたら、わたしはニアは好きではないので、
破壊的でやることが月にさえ予想できない突拍子もない行動力を持つ、
メロのほうがすごく好きです。
メロと行動を共にしていたマットは、アニメでは数分の出番でした。
アーメン。
マット結構好きだったんですけど、アニメの尺の関係ですか。

個人的に、いえ、わたしと次男は、月の信者であり、忠実な家来であり、
一応イケメンの秀才検事だった魅上が、逮捕された時に顔崩しまくって
手錠姿でガニマタで怒り、月に「何で私をこんな目に遭わせる、
あんたは神なんかじゃないクズだ!」と叫ぶシーンにウケまくりました。
アニメでオーバーアクション、陶酔しつつ「削除!」と叫びながら
ノートに名前書きなぐる魅上はなかなかネタキャラで好きでしたよ。

お荷物同然の松田が、月に強烈な殺意を露わにして、全弾発射して、
3人が羽交い絞めにしなきゃ間違いなく殺してたのは見直した!
だって頭の真横スレスレ。ビビる月くん。何の役にも立たないのに、
射撃の腕だけは確実という設定の松田ファインプレイ。

でも、どうでもいいから、相沢はじめ捜査員の皆さん、Lとワタリに詫びて
冥福を祈って下さい。
月を最後まで信じてあの世に行った父の夜神総一郎氏もね、
あの世で二人に謝って下さい。彼は人格者だったから不快感は別い
ないんですけど、やっぱりLの洞察力より息子の月を信じたことは
父親であることを優先し、警察として最後まで失敗でしたからね…。

長い間読んでませんが、漫画チックな絵ともアニメチックな絵とも言えず、
体のバランスもリアル、おじさんおばさんはきっちり描き分けていて、
誰が誰か分からないということもなく、性格も個性が際立っている。
そういう漫画はいい。
本当にいい。
今でも、これからも、くっきりと忘れられないこの漫画はいい。







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Comment

NoTitle 

小畑健の絵が好きなんですよ。
そして物語もとても好きなので、デスノートは全巻あります。
誰が好きとかはないけど、松田はいいなあ。
たまに読み返しています。

NoTitle 

知秋さん ★

う、嬉しいです!
綺麗でバランス整った、それでいてコミックチックではない卓越した絵を描かれる方ですよね。
わたしはキャラの好き嫌いがあるので、それもストーリーの展開がそれを左右することがあり、このデスノートも月を含め、前半では嫌いなキャラが犯罪者さえ含めていなかったのに、後半は…もうやめて…という状況でした。
松田のボケっぷり、ヨツバに潜入してドジをしてしまうところは良かったです。松田、嫌いになれませんねえ。頭悪くないですよ。捕まってるのかどうかLが携帯にかけてきた時、「財布ピンチなのか?」の本当の意味を即座に読み取ったんですから。
今、内職のテクノストレスが極限に達してるので、調子のいい時に、実写映画もキャプチャして感想書きます。どちらもそれぞれの持ち味でいいと思いますが、字が多いから嫌い、と言った友達がいまして、でもその字が多いからこその、月が隙を見せていない描写や、Lがその隙を破ろうとする様子が素人にも、あ!そういう落とし穴が普通はあるんだ!という究極のサスペンスとして楽しめました。
次男がね、レムが砂(?)になって崩れ落ちるシーンや、ミサのためにジェラスが命を捨てるところを可哀想だと言って、当時すごく泣いたんです。あの息子、昔からああいう、人間と違う特殊な集合体キャラが大好きでしてね、どちらもミサのために「これでいい」として自分の命を捨てた、それが可哀想すぎると感じたようです。本来の優しい月なら、あんな方法を取って、たとえ死神といえども、レムの命を奪ったりしないのに…と寂しい気持ちになります。
わたしも全巻読み返したいんですが、次男の箱山の
どこかにあって、探せないです(涙)
強い印象を与えてくれる作品で、色々な意味で好きな漫画はありますが、死神という非現実的なモチーフを使いながらも、あくまでも現実の心理攻防サスペンスで緊迫感に興奮させてくれた最高の作品でした。
Lをどう思っていたか知らないけれど、反発することなく、すごい山の書類を不満もなく集めてきた模木がすごくて好き過ぎました。葛藤もなく、相沢と行動を共にすると決め、Lや後継者ニアの推理に基づいて、月をキラと仮定する判断力と冷静さ、捜査員の中では模木が好きです。
ああ…コメ返のほうが長い…。すみません。
  • posted by ざくろ 
  • URL 
  • 2014.12/16 18:53分 
  • [Edit]
  • [Res]

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