FC2ブログ
QLOOKアクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

時々しか書けない本と映画の下手な感想文

映画・本ジャンル雑多な偏愛ど下手感想文。全力ネタバレ注意で。

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

紅い牙 ブルーソネット(少女SF漫画)

今年漫画ばっか書いてるわ…しんどいのと忙しいので映画の
動画観られなくて(今はひどい風邪でパソコンも短時間)。
わたしが中一の春頃から多分6年か7年かけた、本来短編の
紅い牙シリーズ最長で最終シリーズだったブルーソネット。
逆に言えば、ここから紅い牙を知った人も多いかも。
わたしは偶然子どもの頃、紅い牙の一作目短編を読んでいて、
ブルーソネットに冠した「紅い牙」と主人公「狼少女ラン」を見て、
あれ、あたしこれ知ってる…と思い出しました。
古代超人類の設定を全然理解できなかった頭の悪さ。血を受け継いだ
ランに超絶超能力と人類への強い怨念が集約されたと簡単に
解釈しておきました。説明が難し過ぎたし、必要なかったと思ったから。
この最終シリーズでは、懐かしいメンバーが出てくる出てくる。
文無組、もちろん死んだと思っていたランの恋人(サイボーグにされた)
バード、ハトの旋律で仲間として活躍した高校生たち奈留や真知、杵島、
そしてわたしの大好きな、超強力エスパーのイワン、ランが引き取った
「弟」のワタル、ランと共にタロンを追う桐生。
しかしこの作品の登場人物たちは、何て難儀な苗字が多いんだ。
素直に暗示変換できやしません。杵島なんて、杵(きね)と打たなきゃ出ない。
奈留や真知なんて榛原ですから、小学生時代、書くのが大変だったでしょう。
今回今までのシリーズと違うのは、敵女性キャラであるソネットが、
タロンの戦士として非情になり切れない優しすぎる少女であることでした。
目撃者である養護教諭や少女ゆみを殺せと言われて躊躇し、実際に
ゆみをこっそりとPKで弾丸を止めて助けてしまうため、母の由里に、その
優しさを感謝され続けることになる。
だから自分を助けてくれたバードに恋をしてしまい、自分の創造主である
メレケスとお互い父子のような感情を持ち合って破滅してしまいます。
だから、主人公はランであっても、ヒロインはソネットであるといえる作品じゃ
ないかな、と思う大長編。
もしかしたら、由里の設定に関しては失敗?
強力な透視、テレパシー能力、これはいいとして、精神を病んで暖炉に
頭突っ込んで首から上がどろ焼け。これを精神が回復した後は、バードが
調達してきたゴムマスクとかつらで誤魔化して対タロンに加わりますが、
あのゴムマスク、表情豊かすぎるんですけど気のせい?目と口が駄目という
設定にしておいて、顔焼けてます設定はなしにしておけばよかったんじゃ。

大風呂敷広げ過ぎて回収できなかったという感じはします。
バードはタロンが裏で手を引くバンドNOVAに加わりますが、そこから漏れた
文無組の唯一のメンバー(誰だっけ、ギタリスト)はどうなったんだろう?
とか、母を拷問死させられてソネット殴って駆けてった杵島はそのままだよ、
とか、もうね、出すだけ出して、フェイドアウトしてったキャラは無数です。
慌てて終わらせた感じは強い。
打ち切りとかじゃないとは思います。
最終章っぽかったし、畳んでいったんだろうと思いますよ。
でも、あれ?もう熊本で最終決戦?とか、レボの効果って引っ張っといて
これだけやったんかい?精神コントロールだけ?とか、肩透かしかな?
あ。レボ。CDウォークマンです。当時は画期的で高かったんですね。
家をタランチュラに壊されて家族行方不明、桐生に家賃出してもらって(35万
だっけ)ランと一緒に住んでた奈留が、NOVAの曲が好きで予約しようと
したらCDだけで、そんなもん買えるわけないじゃない、と落ち込んでた、
CDプレイヤーってン十万単位の頃でした。レボを売り出すためでしたね。
快楽中枢を刺激するCDウォークマン、なんじゃそりゃですが、小学生が
どうしてそんなもの休み時間に学校持ち込んでボーっと聴いてるのやら。

エスパーとしての能力は、もちろんランはけた外れですが、能力を使う
器用さはイワンが長けていて、例えば変身、これも体や声を変えて女にまで
なったり、光の屈折を利用して違う人間に見せたり。
戦闘時にも室内では相手のテリトリーで勝てないとなると、自分の周りだけ
残して室内の酸素を抜き、敵を酸欠で殺すという応用力があります。
ゴーレムにされたソネットに草千里の水をテレポートしてぶっかけたり、面白い。
性格も面白くていつもギャグを忘れないので好きでした。再登場嬉しかった。
恋人殺された「さよなら雪うさぎ」でもう会うことはないと思ったので。
だから、タロンにうまくコントロールされたランが、多くの人命を奪ったのが
イワンだと思い、女に化けたイワンに襲いかかったときに、イワンが、自分の
恋人に誓って、タロン以外の人間は殺していない、と言った時に、あ、
やっぱり昔の優しいイワンだ、と感動した記憶はもう20年以上昔。

最後のほうであまりに可哀想で親子で泣き叫んだのはタランチュラ。
ただランに甘えたかっただけの、名前通り蜘蛛みたいなサイボーグ。
コントロールされながら、ラスボスであるサグを殺し、ランに向って
(悪いおじさんはやっつけたよ ごめんね 助けてあげられなくて)
と動きを止める、多分目の部分から落ちたの、涙だと思う…泣いたじゃ
ないですかこっちが。

ソネットが死ぬことはもう第一話から分かり切ってますし、それが普通。
でも、ファンの怒りを買ったのは、割腹してバッテリーをバードに渡し、
投身した、それをバードが抱きしめて一緒に投身、つまり恋人のランを
忘れたわけでもないのに、別の女と心中したことでした。
本を叩き売った、という人まで。
わたしは、ソネットに何かの救いがあっていいやん、と思ったクチで、
このラストはありがたかったです。
余命がない、腫瘍が自分の能力の源だなんてサグに知らされて、
尚自分の罪の禊のため、バードやイワンと一緒に、怪物と化したランを
止めようと命がけでPKを使い、それでバードにバッテリーあげて
一人で死んだら可哀想過ぎませんか。

確かに、誰を喪おうと、タロンを壊滅させるためにはランは一人でも
生きていかなくちゃいけないんで、好きな男と死ぬことができた
ソネットのほうが幸せだったのかも知れませんが、ランには…
自分の命を捨てて怪物から人に戻してくれた親友の奈留がいた。
ああそうだ、これも嫌だったんです。
ソネットとイワンが全力でPKを使い、バードがサイボーグとしての
力とランへの愛情で人に戻そうとしても全然駄目だった、それを、
女の子一人が身を犠牲にして愛の力で世界は救われましたオチ。
わたしはこのために数年この作品を読んでたんですかみたいな。
別に奈留好きじゃなかったからというわけではないですがあまりに
腰抜けそうな尻すぼみなオチで。

由里の父、小半博士が、能力をコントロールできないというランに、
現に今もコントロールしている、無意識にでも抑えている、と言いましたが、
催眠で解放したランの力は小半邸を半壊してしまった。でも、最終章で
熊本を壊滅させたことを考えると、半壊どころか家や住人ぐらい塵になっても
おかしくないですよ。遠慮してたんかいな。
この作品の後、くだらなすぎる短編が一作描かれており、ランはアメリカで
過ごしていて、タロンとは全然関係ない事件に関わり、超能力も
コントロールできてました。あんなの何で描いたんだか。

真知の出生、これが重すぎました。
人間は脳の一部しか使っていない。
だけど真知は、タロンの幹部だったKの娘として隠されて粛清から生き残り、
脳の大半を使って大切なデータを記憶した。
だからそれを催眠状態で話し終えると廃人になってしまった。
あそこに、ごく一般人でしかない、山男かと思った真知(本当は養女の奈留だった)
の叔父までもがいてタロンを知っていた、多くの人が深く浅くタロンに関わり、
敵と見なして、命がけで戦い続けてきたこの物語はとても重くて深くて強い。
奈留たちのいる王翠学園に潜入しながら、初めての学園生活に幸福感を
見出して、友達を好きになった、普通の女の子であったソネットに合掌。

わたしが「花とゆめ」大好きで読んでたのは、こういう普通じゃない少女漫画が
代表作で圧倒的人気を誇っていた時代でした。
だからごく普通の少女漫画誌になってからはすっぱりやめたんですよ。






関連記事

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

インフォメーション

2018/1/21 日本映画「帝一の圀」をキャプチャー加えて改稿しました

更新履歴



総記事数:

プロフィール

ざくろ

Author:ざくろ
お越し頂いてありがとうございます。
当ブログ管理人は好みが偏っており、
ジャンルはバラバラです。
世の中から死滅した録画ビデオや
幼稚園時代に観た映画の無料動画
幼稚園時代に読んだ本にまで遡って
感想を書いています。
更新は月に数回~数ヶ月に1回と
マチマチです。
アフィリバナーを貼っていますが、
表紙やパッケージを「こんなです」と
貼っているというのが理由ですので、
嫌な方は押さないでくださいね。
amazonなので、ここより役に立つ
他の方のレビューが読めるという
メリットだけはありますし、
押しただけでは売れませんので、
その点はご安心くださいませ^^

更新時以外あまりチェックしないので、
コメントには気づきにくいです。
その点ご了承ください。
原則リンクは当方からは貼りません。
お貼り頂くのはご自由にして下さいね。
もしお貼りいただいた場合、ちょっと
教えていただけると嬉しいです^^
うちからも貼ってもいいよ!と
言っていただければ、もっと嬉しいです!

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2018年08月 | 09月
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -


Comments...A

<>+-

お願い

このブログの文章、画像の転載を禁止致します。 また、画像と映像の著作権は出版社や映像会社にあり、 著作権侵害に触れない「引用」の域を出ない範囲で キャプチャ他を利用してお借りしていますが、 抵触したと判断され、削除依頼があれば、 画像、動画を削除致します。

最新トラックバック

アクセス

現在の閲覧者数:

Poodle時計(Red)

全記事表示リンク

右サイドメニュー

検索フォーム

ブログ村トーナメント結果上位のみ

いぬばか(映画)
第2回 B級映画ブログトーナメント 準優勝
イヌココロ(絵本)
犬が出てくる絵本ブログトーナメント 優勝
あたしのいもうと(絵本)
こころの絵本ブログトーナメント 優勝
さびしんぼう(映画)
おすすめのファンタジー 5ブログトーナメント 優勝
コブタの気持ちもわかってよ(絵本)
やさしい絵本ブログトーナメント 優勝
白いオウム(絵本)
小さな動物の絵本ブログトーナメント 優勝
ワンワンワンー捨て犬たちの小さなおはなし(絵本)
やさしい絵本ブログトーナメント 優勝
きんいろきつねのきんたちゃん(絵本)
お勧め絵本トーナメント 準優勝
光の帝国 常野物語(小説)
私の好きなファンタジートーナメント 準優勝
優駿(小説)
馬が出てくる本トーナメント 優勝
ゴーストハント6 海からくるもの(小説)
ホラー映画・小説トーナメント 優勝
帝都物語(映画)
第11回ホラー映画トーナメント優勝
黄泉がえり(映画)
おすすめのファンタジー(4)優勝
遠い海から来たCOO(アニメ映画)
第9回アニメ映画トーナメント優勝
さくら(小説)
忘れられない本(3)トーナメント優勝
夏の庭ーThe Friend-(児童文学小説)
忘れられない本 (4) ブログトーナメント優勝
うらぼんえ(二時間ドラマ)
おすすめのファンタジー 7ブログトーナメント優勝
ぼくらの(漫画)
アニメ&ソング、漫画のブログ7 トーナメント 優勝
里見八犬伝
ファンタジー作品3ブログトーナメント優勝

2015.8.1より

ブログ内のどの記事を多く見て頂いたかの集計です 4時間ごとに集計されています

2016年4月から動作せず全く反映していませんでした。記事アクセスにかなり変動がありましたがご参考にならず申し訳ありません。4ヶ月経過後対処して頂きました。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。